好き者の由縁 PAM00046

PAM00046は1996年に60本だけ製造されたラジオミール・GMT／アラームです。

第二時間帯はディスクで表示する方式に、珍しいアラーム機構がついている逸品。



振動の関係もあってつくるのが容易でないアラーム付きのムーブメントは、かの名門ジラール・ペルゴー社のキャリバー59をベースにしており、ホワイトゴールド無垢のケースとべゼル、バックルでラグジュアリー感満載。

パネライのシンボリックなリュウズガードを敢えて採用しないラジオミールってのもしぶうい。
小さめの40ミリケース。
アローハンドがアラーム専用の指針となってます。

市場には。。まあ滅多にでないでしょうね。

まさにスペシャル PAM00045

PAM00045は1999年に100本だけ製造されたルミノール・クロノのスペシャルバージョン、ルミノール・クロノ2000です。



外装も中身も極めて豪勢なモデルでケースは18Kホワイトゴールドの40ミリ径。この写真ではわかりませんが"PANERAI2000"のエンボスが文字盤一面にありマス。
ミレニアム記念、といった趣きでしょうか。

ラジオミール・クロノほどクラッシックに振れていませんが、現行のルミノール・クロノ・デイライトほど近代的でもない。
両者の中間的なバランスを絶妙に保ちます。しかもホワイトゴールドだし。。


搭載ムーブメント0PⅤはフレデリック・ピゲ製ベースであることもスペシャルの由縁。高級クロノグラフ路線まっしぐら。回転錘も18Kイエローゴールド、と贅をつくしたモノ。シースルーバックからの対比が美しい。

見てわかる様にパネライ渾身の力作です。
誰も手放さないのでは、と想いマス。

（PAM00041,PAM00042,PAM00043,PAM00044という型番はパネライに存在しません。）

チタン素材にしてPVD PAM00040

PAM00040は、1998年に200本限定で発売されたルミノール・マリーナです。
（幻に近いPAM00037の次はPAM00040となり、PAM00038,PAM00039という型番は現在パネライのラインナップに確認されていません。）

PAM00040は素材にチタンを用いた上に、PVDケースの黒文字盤という精悍なルミノール・マリーナ。
今でこそチタン採用モデルはパネライ多いデスが、この当時はレア感があったものと思われマス。
第一、SSに比べて同じ大きさなら軽いし。

雰囲気としてはこんなカンジ。

ムーブメントは手巻きOPⅡ。ケース径は44ミリ。
A,B品番でトリチウム採用の夜光。

限定モデルという事もあり、市場に出ると高額になることが予想されます。

いわば非公式モデル PAM00037

PAM00037は市販はされなかったルミノール・マリーナ。
WWFによる地中海保護のため2001年にオークションにかけられた著名人サイン入りのPAM0001の事であるようです。

レア・モデルとかじゃないですね。ここまでくると。。

ちなみにサインしたのは全部で43人いるらしいのですが、そのうちの13人目はトリノオリンピックでも聖火ランナーを務めたデボラ・コンパニョーニさんの模様。

サインなしのモデル、というのもあるようなのですが、少なくともオリジナルのサイン入りってのは日本市場で見る事はまず不可能、なモデルでありマス。。

海軍もヨシとする PAM00036

PAM00036は、1998年に200本だけ製造されたマリーナ・ミリターレです。
（PAM00033の次はPAM00036となり、PAM00034やPAM00035という型番はパネライにありません。）



イタリア海軍の許可をとり、戦時中のパネライに最も忠実につくられたモデル。
茶色の文字盤に"MARINA MILITARE"の文字が誇らしげに特別である事をアピール。

チタン製、44ミリで手巻ムーブメントOPⅡ採用。

後に復刻版がPAM00061（但し、マリーナ・ミリターレの表記はなし）として発売された事を考え合わせると、このモデルがいかに特殊であったか、がうかがいしれます。
更に特殊なレフティのPAM00217なんてのもありますが。。

中古市場にはほとんど出てこないのもオーナーの愛着が強いためか？